TCAピーリングの効果について体験談を語る

TCAピーリングの効果について、もしこれから実践してみようか、手を出してみようかと考えている人へ知っておいた方が良いと思う情報(体験談)を紹介したいと思います。

当サイトの管理人である自分はTCAピーリングを過去に(5年以上前)海外から個人輸入で購入して自宅で使用したことがあります。ニキビ跡クレーターの凸凹で悩んでいる人はネットで色んなクレーター治療の方法や効果・口コミ情報を調べまくって自然とニキビ跡クレーター治療に関する情報に詳しくなったという人も少なくないと思います。

で、実際にあれこれ試したり、必要とあれば美容クリニックなどで治療を受けるわけですが、その中の一つにTCAピーリング(トリクロロ酢酸)があるんですね。

このTCA。強力な酸で肌表面を溶かすように肌に大きなダメージを与えます。

TCAピーリングを使用する濃度について




TCAを実際に使用する際は濃度を調節して使用します。もちろん一番は100%の原液を直接使うのが強烈強力な破壊力があります。だた、肌へのダメージが大きいので通常は10%、20%、30%、50%といった感じで濃度が濃ければそれだけ破壊力は大きくなります。

クリニックでTCAピーリングを行っているところは原液を薄めて使用しますが、クリニックでは危険性やリスクを考慮して5%~15%という濃度での施術が多いようです。自分の場合はクリニックではなく、個人輸入の自宅セルフでやりました。

いざ、やるときは正直慎重な気持ちになり、いきなり顔に対して使用するのはかなり怖かったのでパッチテスト的な意味で濃度50%で太ももの内側部分に使用してみました。

TCAピーリングの痛み、皮膚の反応について


今にして思えばいきなり50%も危険ですね。何でやったんだろ?と振り返りつつ最初にTCAピーリングを使ってみての感想ですが、ハッキリ言って痛いです。

痛いといっても皮膚にTCAの強力な酸が皮膚に染み込むような、痛みと痺れが合体したような感覚かな・・・。なんか肌の表面が白く膨れる感じになり肌の内部を破壊しているな~という見た目のインパクトがあったのをよく覚えています。

肌の表面が白く、ちょこっと皮膚が腫れて?盛り上がった感じになりましたが、昔のことなので写真に撮って無いため、ビジュアル的にどんな皮膚状態なのか伝えられないのが残念ですが、そんな感じですね。で、これって効果ありそうだと、続いて顔の額、おでこの一部分にTCA50%濃度を小さい肌面積に対して使用してみたんですよ。

やっぱり染みるように痺れ痛い感覚。皮膚に対して大きなダメージを与えているのが目に見えて明らかなので皮膚が回復した時にニキビ跡クレーターが改善、またはキレイにさっぱり凹みクレーターが無くなるんじゃないか?・・・と思わず期待しちゃったんですけどね。

TCAピーリングのダウンタイム期間はどのくらいある?


使ってみてのTCAピーリングの影響、肌状態の変化ですが・・・とにかくダウンタイムが長いです。白くなった肌の表面の内部が徐々に修復に、回復に向かっているのか、肌の色は赤みがかった色になりつつ通常の皮膚の色状態に近い感じになりました。

まあその後は安静ですね。洗顔なんかも当然出来ないし、カサブタ化という回復進行するまで、様子を見ながら一日一日を過ごすという感じになります。

とはいっても当然、人には見せられないので、TCAを使用したおでこの一部分を前髪で隠す感じにしました。女性ならファンデーションを塗ったりという化粧は、まずできないでしょうからマスクで隠す必要があると思います。

肌へのダメージが大きいのでカサブタ化してカサブタが剥がれるまで時間がかかるし、カサブタが剥がれ落ちた後の肌も正常ではなく、不安定な感じ。

TCAピーリングはダウンタイムが長く、見た目の肌が元通りに戻っているように見えても正常ではない肌状態が半年、1年と長期間にわたって肌の状態が不安定な感じになるので精神的、心理的にも不安になります。もちろんダウンタイムの長さには個人差があると思います。

結局のところTCAピーリングでニキビ跡クレーターの凹みは消せるか?


TCAを使ってみて、その後の長いダウンタイムを経て発見したのはニキビ跡クレーターの、へこみが消えて無くなっている部分を発見したということ。これはひょっとして、やってよかった?と思ったのも束の間、

全然凹みのなかった肌部分に新しい凹みが出現しているのに気付く。

つまりTCAは諸刃の剣ってやつですね。

TCAピーリングはニキビ跡クレーターの凹みを改善、消す可能性もあるけど、正常な肌に新たな凹みを作ってしまう危険性があるんだな~と、体感・・・これは困ったもんだ。というわけで、自分はTCAを一回体験してみて、もう二度とやろうとは思わなかったですね。

自分はTCAピーリングの濃度を

25%・50%・75%と試しました。(100%だけはさすがに怖くてできなかった・・・)

濃度が濃い方がニキビ跡の凹みクレーターを消してくれる可能性が高まるけど、

同時に濃度が濃ければ濃いほど、元々の凹みが広がったり、正常な肌の部分に凹みが出現する危険性、リスクも高くなる。

さらには色素沈着や、ケロイド状態になる可能性もある。

TCAピーリングに対する体験談・感想・考察のまとめ


とにかく、TCAピーリングはウンザリするほどダウンタイムが長い。長すぎます。個人差もあるでしょうが2、3ヶ月で回復すれば良い方だと思います。そして肌に赤みが残ったり、ザラついたりゴワついたりといった肌状態がとにかく不安定な感じになり、不安定さを繰り返しながら長期間続くというわけですね。

もちろん個人差があると思いますが、これはかなりストレス溜まりますよ。実際に使用するTCAの濃度の差や個人差はあれど、共通して言えるのは男女差関係なく、誰が使用するにおいてもダウンタイムはかなり長くなるであろうということ。

それこそ毎日働いて仕事している社会人にとっては、人目を気にすること間違いナシ状態、荷が重過ぎます。

それを承知の上でTCAをセルフでやる場合は、使用後に強い心でもって人目を気にせず過ごすか、マスクをして隠すか、相当覚悟が必要であるというのが個人的な体験であり感想ですね。

低濃度のTCAであれば、止めはしませんが、高濃度のTCAをやろうと考えている人がいるなら当サイト管理人としてはオススメはできないというのがアドバイスというところです。

最終的には自己責任なので、もしTCAに今後チャレンジしようという方がいるなら、あらかじめTCAの危険性やリスクについては、十分に認識しておく必要があるといえます。